アルファホビー部の恒例行事「ホビ写祭」。今年の夏は「野外ホビ写」が課題でした。私も祭り初参加となる写真を投稿し、昨日YouTubeで発表され、皆さんから沢山の感想をいただき大興奮でした!
この写真は浅草へ行って撮ったものです。赤い倉庫の手前の道は浅草見物の方達が大勢通る道なので、人が途切れた瞬間に撮った写真です。猿の惑星フィギャーを置いている道は奇跡的に殆ど人が通らない路地なので無事撮影することが出来ました。そうはいっても、地べたに這いつくばってカメラを構えている最中は文字通り正面から「見物」されている状態でした(笑)。まあそれは全然大丈夫なんですけれど、路地を通る人の迷惑にならないようにということは気をつけて撮影しました。
路地を人が通るときは「すみません、どうぞお通りください」と端に避けるのですが、地元の皆さんは、「あら!撮影してるの?楽しそう!」と仰って、笑顔で話しかけてくださり大変嬉しかったです。
さて、この写真のテーマは「知らない街へ出かけよう。知らない誰かに話しかけよう。きっと輝く未来が待っている」としました。浅草の地元の方達の優しさ、撮影する勇気、投稿する勇気、それが私の新しい経験となって必ず今より一歩前進できるという経験から選びました。
浅草で撮った写真で日本語もうっすら見えているのに、何故か外国映画のようにも見えませんか?まさにそこも裏テーマ。私は外国映画が大好きで、今まで見てきた沢山の映画の記憶が積み重なって私の普段の作品作りに影響していると思うのです。どこで撮影していようと、いかようにも自分の個性・テーマを表現できるということも課題として取り組んでいます。
アルファボビー部岡本部長さんからは「日本語が書いてあるのに後ろのシャッターが未来の宇宙船の格納庫にしか見えなくなる!」と感想をいただいたのですが、浅草が宇宙船に大変身して見えているとは嬉しいお言葉。表現によってマジックが起きるのが表現者の楽しさです!ありがとうございます。
逆に深瀬委員長からはこんな感想も。「後ろのシャッターは、荒廃してしまった地球を感じる」それもまさにそう!滅亡してしまった誰もいない地球のどこかにも見えます。人によって色んな場面を想像させることが出来ているのが分かって嬉しかったです。
色のトーンも褒めていただけて嬉しい!浅草独特の日本的な朱色が印象的だったので、それを活かしつつ退廃的なグレイッシュなトーンに抑えています。青みが入っているのも部長に言及していただき、色は私の最大のこだわりでもあるので、そこに目が止まっていただけたことが誇らしいのでした。
さて、そんな見る方の想像力を踏まえて、今回私が一歩違った解釈を与えてみたのが今回の写真。猿の惑星フィギャーの性質上、「侵略」の要素が強いキャラクターですが、今回は彼らの視線の先に何か新しい未来を予感させるという逆の発想を込めました。その先にあるのは明るい未来なのかも?ぜひ想像してみてください!
「野外ホビ写祭」大変楽しい夏の思い出です!アルファホビー部の岡本部長、深瀬委員長、部員の皆さん、ありがとうございました!街歩きをして人と触れあるだけでも昨日と違った気持ちになれますね。野外ホビ写に参加してそう思いました。
今回の自分の写真、とっても気に入っています。投稿写真は解像度の制限があったので、高解像度の写真をプリントして部屋に飾ろうと思います。(この記事の写真は低解像度です)