奈良美智がえらぶMOMATコレクション

奈良美智《Harmless Kitty》

近代風景 奈良美智がえらぶMOMATコレクション @ 国立近代美術館へ行きました。奈良さんがMOMATの収蔵品から選んだ作品を集めた企画展。上の奈良美智《Harmless Kitty》はこの企画展とは別で所蔵品ギャラリー４Ｆ「ハイライト」コーナーに展示されているもの。

奈良さんが選んだMOMATコレクションは、所々に奈良さんのドローイングも展示されていて面白い展示の仕方になっています。可愛いドローイングが見られるのも貴重ですね。それぞれの作品には奈良さんのコメントが。

写真の裸婦は横山潤之助の古い作品ですが何とも現代美女であることに驚きます。この作品を見た当時の奈良さん「裸婦と言っておいて上半身だけかよ！」みたいな。。コメントがなんとも純朴な青年時代のこそばゆい感想だったりしてコメントを読むだけでも面白いのです。奈良さんの言葉を集めた小冊子も無料でもらえます。

藤田嗣治《少女》1956
この作品もアリスみたいで可愛いからお気に入りです。

全体に平面的でスモーキーな色使いの作品を多く選んでいる印象でした。奈良さんの作品というか潜在意識の好みと繋がっている感じがしました。

この日は、毎月一回ある無料観覧日だったのですが、展示替えのある収蔵展の方も毎回楽しみです。

トーマス・シュトゥルートの旧東ドイツ地区の連作の一つです。東ドイツの集合住宅の風景が大好きな私のどつぼな写真作品。

ヨセフ・クーデルカ《亡命者たち》
いつも楽しみな近代写真のコーナーに大好きなクーデルカの写真がありました。やはり好きだなー。

東京国立近代美術館は、毎月第一日曜日が無料なんですよ。特別展などは除く場合もありますが、収蔵展だけでも大満足な時間が過ごせます。今回は奈良さんの企画展も無料だったのでほんとうにありがたい。大好きな美術館です。