ヌーベルバーグ映画史に輝くミューズ、アンナ・カリーナさんにお会いしました!「はなればなれに」「女と男のいる舗道」「気ぐるいピエロ」「女は女である」…ゴダールのミューズであり、ご自身も映画監督したり、シャンソンを歌ったり、踊ったり、その可愛らしさといったら!このブログでも「はなればなれに」がそれはそれはかっこよかった話を書きました。アンナ・カリーナさんは、実在しないんじゃないか?と思うくらい現実離れした世界の方で私がこの世界でお会いできるなんて思ってもいませんでした。この笑顔美しいでしょ!
アンナさんは、新しいCDをリリースされて、日仏交流のイベントご出演で来日されていました。そしてアニエス・ベーでトークイベントがあると知って、遠くからでもこの目で見たいと思って出かけて見ました。たくさんお客様が来てましたが、結構近い距離でトークが始まり、1時間もお話をしてくださいました。その中で、とても感激したお話をご紹介します。
「私は、今まで自分からくださいと言ったことはないのです。でも、私はみんなに愛されて、全て向こうから私に与えられてきました。ただ”私は愛されている”そう心から信じていれば、求めなくても全て与えられます。”自分は愛されていると信じることです”」
素敵素敵素敵!そう!それは私がやっと気がつけた大事なことで、この考えにたどり着くのはとても難しい。普通は、私は与えてもらえないから愛されていないんだ。そう思いがちです。でも順番が違っていて、”自分は愛されている”それが先なのです。そう思えたら、愛されているにふさわしい沢山のプレゼント(アンナさんは、色々な監督との仕事やチャンスをプレゼントと呼んでいました)がやってくるのです。
義父と上手くいかなくて17歳でデンマークからパリにやってきた女の子が世界中から愛される存在となった根底には、そんな彼女の考え方があったのですね。この言葉を聞けただけでも参加してよかったです。パリで仏語が話せない頃、なんとシャネルがアンナさんに目をつけて名付け親になった話や緑の洋服を着ない訳など面白いお話がいっぱいでした。
そして、トートバッグ購入者にサインを頂けると知ってもちろん購入しました。でも長い行列となってしまったので、お疲れになったら全員にサインは無理かもしれませんと係りの方に言われていて、それは仕方ないと思っていたのですが、アンナさんは出来るだけたくさんの方達にサインしたいとおっしゃったそうで、後ろの方だった私にもチャンスが回ってきました。もう胸がいっぱい。かわいいハートのマーク付きのアンナさんのサインです。嬉しいです!
この日は、アンナさんのお誕生日でした。アニエス・ベーからサプライズで大きなバースデーケーキもプレゼントされ、会場の皆さんにも振舞われました。こんなに沢山サインをして握手もしてお疲れと思いますが、素敵な笑顔をくださったアンナ・カリーナさん、本当にありがとう!最高の思い出です。
この写真は、後ろに並んでいた素敵な女性に撮っていただきました。その方にも、そしてこの企画をプレゼントしてくれたアニエス・ベーにもありがとう!
私は愛されてるのでこんなプレゼントが舞い込むんだなー!