Berlinにまつわる思い出

トンネルの向こうには by Kanoko
トンネルの向こうには

この写真は、「トンネルの向こうには」というタイトルです。2005年のベルリンの旅で撮った写真です。私はこの写真がドイツ観光局の写真コンペに入賞(「ドイツの今」賞受賞)し、ドイツ大使館に招待されました。

ドイツ大使館

上の写真は、レセプションパーティーが行われた大使館のお部屋です。美しいお庭に面していてお庭で職員の方達と受賞者が歓談しました。本当に素晴らしい思い出です。

ベルリンの旅は、歴史の旅というだけでなく、私にアートというものをしっかり刻み込ませた旅でもあったのです。アートホテルに泊まり、街中のギャラリーや美術館を見て回りました。生活にアートが密着した街。私はすっかりベルリンが好きになり、住もうと思ってドイツ語を習いに行ったくらいです。それまで描くのをやめていた絵を再開し、自分を発信することを始めました。自分にとってターニングポイントがあるのだとしたら、このベルリンの旅がそうだったかもしれません。

ベルリンの壁が崩壊したことで、遠く離れた日本の一人の人間の人生も変わったのです。歴史というものは過去ではなく、永遠に誰かに影響するのだから、愚かな行動を決してしてはいけないのだと思います。

RIMOWA

これは、ドイツの今賞としていただいたRIMOWAのスーツケース。宝物。今でも旅のお供です。