ゴダール『はなればなれに』を観てマジソンダンス!

すっかりご無沙汰しておりました!転職したりとかありましてやっと落ち着いた所です。それと、最近、芸術英語に通い始めてとても楽しいです。アートに特化した英語が学べて生徒もアート系の方達だから話もしやすいし。そんな訳でたまには記事をアップしようかなーと思い立ちました。

沈黙してる間に観た展覧会等はすっとばして(笑)、先日アンスチュス・フランセ東京でジャン・リュック・ゴダールの『はらればなれに』を観まして、非常に好みの映画だったこともさることながら、劇中で主人公達がカフェでダンスを踊るシーンが超絶カッコ良かったのでご報告。

この映画は、1964年に制作されたモノクロ映画ですが、アンナ・カリーナの可愛らしさ、1960年代のパリやパリ郊外の雰囲気、ファッション、音楽、全てを感じ取ることが出来ます。今まで観ていなかったなんて!

当日は、猫沢エミさんのトークショーもあって、「ずっと片思いだったアンナ・カリーナとついに結婚したゴダールが結婚後撮った映画。この後、どんどん政治的な映画に移行して行く分岐点的作品。映画の中の伯母さんの家は多分パリ郊外の東の下辺り。」とか、大金を盗みに入った家で何故本をポケットに入れたか?という文化的な側面など面白いお話を沢山聞けて大満足でした。

で、驚くほどかっこいいマジソンダンスがこれ。私、家で練習しました!振り付けは覚えたので、あとはアンナ・カリーナみたくシックに踊れるよう鍛錬します!

ルーブル美術館を全力疾走で走る場面とか有名なシーンも素敵だけど、私が好きなのはカフェでのシーン。注文の仕方、注文した飲み物、運ばれて来た物を各人が配る様子とか席をぐるぐる回りながら話すところとか、何気ないけどフランスっぽい。他にも伯母さんの家の殺風景な雰囲気とか、アンナ・カリーナのヘアアレンジとか、あの頃のルーブルや地下鉄とか見所満載です。細かい所まで誰かと語りたくなっちゃいます。アンナの衣装もセーターとラップスカートとシンプルなのにこんなに可愛いってどーいうこと!ミニスカートじゃなくて膝丈なのに断然素敵です。

ゴダールの映画は作品によっては結末が好きじゃないのとかもあるのですが、この映画はとても軽いタッチで観やすいと思います。

最後に、私気がつきました。主人公の一人は『ラ・ブーム』のパパ役の俳優さん!こんな若い頃のパパを観たのは初めて。驚いた!

このかっこいいマジソンダンスを一緒に踊ってくれる男性募集中でーす!