誰とも会わなくなって3週間経ちました。(2回だけ近くのパン屋さんと野菜を買いにお店に行きましたので店員さんと挨拶はしましたが)さすがにちょっとしんどくて、ここ数日は亡くなった両親の写真に向かって「私を守ってください」と声をかけるようになっていました。月曜日の朝、ベランダの物干し竿につがいのスズメがやって来て、こちらを見ていました。今までそんなことは一度もないのに。驚いて「こんにちは!」と声を掛けたら飛んで行きました。あ、あれ両親だ。と気がつきました。
そして今朝の夢です。夢の話は当人以外面白くないと思いますが、書いてみたいと思います。母は晩年足も手も上手く動かせず、車椅子に乗って外出するくらいだったので、お箸くらいしか持てない状態でした。それを前提に見た夢のお話です。
夢の中で、家の窓に隙間が開いてしまっていて、そこから猫が入ってこようとしています。私は、入っちゃダメだよ。入っちゃダメだよ。と必死に言いますが、隙間が大きくて今にも入って来そうでした。困っているとその猫ちゃんは飼い主さんが連れ帰ってくれましたが、「ああでもこんなに隙間があったらまた入って来てしまう」としょんぼりしていると、いきなり母がやって来て、窓をガシッと掴んだと思うと大工さんのようにしっかりとはめ直してくれて、隙間がすっかりなくなりました。母は私を見るでもなく、無言で窓を直してくれました。「手が痛いのにどうしてそんなこと出来るの?」と私がびっくりしていると、今度は父が登場して網戸を必死に直しています。これで虫が入らない。私は安心しました。そこで目が覚めました。
ああ、やっぱり両親は私が心配で、ウィルスから私を必死に守ってくれているんだな。と直ぐに気がつきました。もうヨボヨボの両親の姿しか思い出せなかったのに、夢の中の両親は背中がピンとして力があって驚きました。弱っている両親の最後を思い出して泣くこともあったけれど、きっと天国の両親は病気も体の辛いところもすっかり治ってしっかり私を守っているのだな。もう少し安心して過ごそう。そう思いました。
この写真は母が亡くなった気持ちを表現したものです。母の象徴であるカーネーションと光と陰です。
きっと、みんな限界な状態で毎日過ごしていると思います。夜は特に辛いですね。たまにブログに遊びに来てください。