『菅木志雄』@ TOMIO KOYAMA GALLERY

kishio suga
一週間ほど前に、『菅木志雄』展を見に行きました。
菅さんは、1944年生まれ。「もの派」を代表する作家です。海外での評価が高いそうです。「もの派」とは、石や木などの自然物、建材などの「もの」を配置する事によって、その空間全体を活性化させるというもの。

菅さんの、大胆に建材を単純に配置しただけのように見える作品。それでいて無駄な物がないからこそ、絶妙な空間と色と凹凸、素材感、全てが呼吸するように配置されており、ちょっとため息が漏れるくらい大胆で繊細という印象でした。

若者の作品であるかのようなグラフィック感覚。色使い。ご本人の写真とのギャップが面白く感じました。

この展覧会は、私の美容師さんが、ちょっとぶったまげるよ!と教えてくれたので行ってみたのですが、確かに、単純な構造の作品とその値段(!)にぶったまげる人も多そうです。しかし、誰もが出来ることではないと分かります。

私が涙するような作品ではありませんが、自分と正反対の興味や頭の構造を持った作家の作品を堪能できた時間でした。

いつも同じ感想を言って申し訳ないのですが、菅さんの大きな作品を300万以上出して購入し飾るお部屋があるお家とは?どんな方なのか?コレクターなのか?興味があるところです。。この展示はもう終わってしまっております。

それでは!