楽しく暮らしていい

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最近、よしもとばななさんのブログを読むと心が安らぐので毎日チェックしていました。本当に自分が本を書くことで人の心を救おうと真剣に思っておられるのが分かります。実際の本はあまり読んだことがないので、本屋さんでどんな本があるのかチェックしてみました。検索機で調べると当然たくさんの本がずらーっと出てきてどの本を選んだらいいか分からないくらい数がありましたが、気になった本を2冊選んで棚のところに行ってパラパラとめくってみました。そうしたら、事故で記憶をなくしたことで、色々見えるようになった女性との対談が書いてある項目が目について少し読んでみました。「死んでしまった人が何と言っているか聞かれることはないですか?」というばななさんの質問にその方が「よく聞かれます。実際は、ほとんどの亡くなった方は、どうして欲しいとかは言ってこない。ただ笑っていて欲しい。そう言います。」と。それを読んで涙がこぼれそうでした。何故なら、私は両親が亡くなっていて、母は死に目にも会えませんでした。私にどうして欲しいかったのか?どうなって欲しいのか?ずっと気になって過ごしているし、今でも毎日のように夢に見ます。でも答えはありません。それが、この本を読んではっきりと思い出しました。両親がまだ生きていて、私が家を出る時、本当に最後に母から言われた言葉がこうでした。「家を出ることで、(罪の意識に囚われて)しょんぼり暮らしていてはダメよ。楽ーしく暮らすんだよ」信じられないけれど、本に書いてあるそのままでした。死んだ人は、残した人にただ笑っていて欲しい。それしか思っていない。母は、私が悩むことを分かっていたかのように、もう答えをくれていたのです。本当に本当に救われました。よしもとばななさんは、本気で私たちを救いたいと思っておられ、私はその通りに救われました。何もできない自分を両親は怒っていない。ただ笑って楽しくしていて欲しいと思っている。大量にある本の中からこの本を選ばせたのもきっと天国の母だったのだと思います。

今日は、最近知り合った方のお手伝いをすることがあって、色々なお話ができて、そこでもやっぱり「人のことばかり気にせずに自分を可愛がってあげて!嫌なことはしなくていい。」と言われたのです。それだけでも元気が出ましたが、その帰りにこの本に出会って、この言葉を読むことになったのです。その方がこの本屋さんに繋げてくれたと思います。何だか信じられない一日でした。

写真は、みなさんと食べた素晴らしいイタリアンのランチです。イベリコ豚バルサミコソース。スープも美味しくて、盛り付けもセンスが良くて、何よりみんなと一緒にご飯が食べられてまさに、楽ーしい時間が過ごせて、天国の両親はきっと喜んでるだろうな。そう思います。

今日一日にありがとう!友人達とよしもとばななさん。あなたたちは素晴らしいです!