Berlinの壁崩壊から30年

Berlin

30年前の11月9日、ベルリンの壁が崩壊しました。私はこのニュースが自分にこれほどインパクトを与えていることに自分でも驚くほど衝撃を持ってテレビの画面を見つめていたのを覚えています。そして、いつか絶対にこの目でベルリンの壁跡を見るんだ!と心に決めていました。

Berlin

 

2005年、やっとベルリンへの旅を実現した私は一眼レフカメラと三脚を抱えてベルリンの街を背中が崩壊しそうなくらい歩き回りました。街中が工事現場だらけで旧東側と西側の雰囲気の違いに驚き、東西分断の歴史を語る色々な場所を見て回り、過去に起こった出来事に呆然とし、考えに考えた旅でした。帰国して書いたブログの私の言葉です。

「同じ人間が作り出したつまらない価値観。いったい何の権利があって、同じ人間の自由や尊厳を踏みにじることができるのか。何故、こんなばかげた決定に従わなくてはならないような上下関係が人間同士にあるのか。どうしても、どうしても納得がいかない。」

同じ人間が住む街を政府が壁を作って分断し、越えようとするものは殺され、家族にも会えず亡くなっていく方達がいたのです。今でも同じ人間として何故こんなことが起きてしまったのか納得がいきません。私のベルリンの旅は私の全てを変えました。だからベルリンの壁が崩壊した11月9日は私にとって特別な日です。

ここにあげた写真で私が写っているのは三脚を使って自分で撮ったものです。自分を歴史の中に刻もうと思ったのもこの旅が始まりです。

Berlin

 

ベルリンにまつわるもう一つの思い出を別の記事に書きます。