『パリ13区』を試写鑑賞

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Parisの13区が舞台ということで大注目していた映画『パリ13区』をFan’s Voice独占オンライン最速試写会で鑑賞しました。

アフタートークでジャック・オディアール監督が恋愛映画を作りたかったと仰っていましたが、私にはむしろ、台湾系フランス人エミリー(ルーシー・チャンがとても良いです)のアパートの持ち主が誰であるか?という所や壁の写真などから察することができる彼女の家系とパリで彼女にのしかかっているもの。を考えて胸が痛む深い部分がありました。(公開前なので詳しくは言いません)

ネタバレになるので話せない所が沢山あってもどかしいですが、モノクロームの映像と特にオープニングのRoneの音楽がカッコいい!です。4人の恋愛模様については先が読めてしまったところもあるし、特に泣いたり笑ったりするわけでもないけれど、リアルな生活ってそういうものですよね。私は恋愛とは別のものとして観ました。

私はキラキラしたパリが舞台よりこういうリアルな映画の方が好きです。私の好きなジュール・ベンシェトリがいきなり小さな役で登場してびっくりというおまけも。

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予告編(60秒YouTube) パリ13区

『パリ13区』

監督:ジャック・オディアール

4月22日より公開

パリ13区公式サイト

写真は全て公式サイトから使用許可されたものを使用しています。


同じくリアルなフランスの若者たちを描いた「シェエラザード」という映画もお勧めです。舞台はマルセイユ北部。監督が現地や更生施設でスカウトした若者たちがまじリアルでほぼ全部苦しい内容だけど印象に残っています。リアルスラング過ぎて翻訳者を困らせたというエピソードを舞台挨拶でされていました。感想はここで書いています。